なかなか減らないキャッシングの残高を減らすためのたった1つの条件

毎月きちんと返済しているはずなのに、いつまでたってもキャッシングの残高が減っていかない。そんな経験はありませんか。

実は、多くの人が陥るこの状況には明確な理由があります。毎月の最低返済額だけを支払っていると、ほとんどが利息の支払いに充てられてしまい、元金がなかなか減らないのです。

最低返済額の内訳を知る

キャッシングの最低返済額は、利用残高に応じて設定されています。例えば10万円の借入に対して月々4,000円といった具合です。一見すると無理なく返せる金額ですが、この中身が重要なポイントになります。

年利18%で10万円を借りた場合、月の利息はおよそ1,500円です。つまり4,000円の返済のうち、元金に充てられるのはわずか2,500円程度。残りの大半が利息として消えていくのです。

借入額 最低返済額 うち利息 元金返済分
10万円 4,000円 約1,500円 約2,500円
20万円 8,000円 約3,000円 約5,000円
30万円 11,000円 約4,500円 約6,500円

リボ払いの落とし穴

リボ払いは月々の支払額が一定なので、家計管理がしやすく感じられます。しかし、これこそが返済を長引かせる大きな要因です。

返済が進むにつれて利息の割合は下がっていきますが、それでもかなりの期間を要します。10万円を月4,000円の返済だけで完済しようとすると、3年以上かかる計算になります。

返済を進める唯一の方法

返済を早く終わらせる裏技や特別な方法を期待する人もいるかもしれません。でも実際のところ、答えはとてもシンプルです。

それは「返済金額を増やす」という、ただこれだけ。当たり前すぎて拍子抜けするかもしれませんが、これが唯一にして最も確実な方法なのです。

なぜ返済額を増やすのか

返済額を増やせば、その分だけ元金が減ります。元金が減れば、次の月にかかる利息も減少します。この好循環が、返済のスピードを飛躍的に高めるのです。

例えば月4,000円を6,000円に増やすだけでも、返済期間は大幅に短縮できます。たった2,000円の差が、完済までの期間を1年以上縮めることも珍しくありません。

  • ボーナス月に多めに返済する
  • 臨時収入があったら繰り上げ返済に回す
  • 月々の返済額を少しずつでも増やす
  • 余裕のある月は追加で返済する

小さな積み重ねが大きな差を生む

毎月数千円の上乗せなんて意味がない、と思う人もいるでしょう。しかし、返済の世界では小さな差が驚くほど大きな結果につながります。

これは利息が日割り計算されるためです。1日でも早く元金を減らせば、その日から利息負担が軽くなります。わずかな努力の積み重ねが、やがて大きな成果となって返ってくるのです。

返して借りての繰り返しを断ち切る

返済を進める上で、もう一つ重要なポイントがあります。それは「借りない」ことです。

せっかく返済したのに、また借りてしまっては振り出しに戻ってしまいます。これでは永遠に完済できません。返済シミュレーションで計画を立てても、新たな借入があれば意味がなくなってしまうのです。

自転車操業からの脱却

返済のために別のところから借りる。この自転車操業は、多重債務への入口です。一時的には楽になったように感じても、借入先が増えるだけで問題は何も解決していません。

まずは今ある借入を着実に減らすこと。新たに借りるのではなく、家計の見直しや収入を増やす工夫に目を向けるべきです。

借りない習慣をつける

キャッシング枠があると、つい手軽に借りてしまいがちです。完済するまでは、カードのキャッシング機能を一時停止するのも一つの方法でしょう。

急な出費には貯金で対応する。これを習慣化することで、借金に頼らない生活が見えてきます。

当たり前のことを実行する難しさ

返済を進めるには返済額を増やすしかない。こんな当たり前のことを、わざわざ記事にする意味があるのかと思われるかもしれません。

でも実際には、多くの人がこの単純な事実に気づかないまま、または気づいていても実行できないまま、何年も最低返済額だけを払い続けています。

魔法の解決策は存在しない

インターネット上には「借金を簡単に減らす方法」といった情報があふれています。しかし、正当な範囲で借金を減らす方法は、結局のところ「返済額を増やす」ことに尽きるのです。

債務整理などの法的手段は別として、通常の返済において特別なテクニックはありません。地道に、着実に、返済額を増やしていくしかないのです。

行動を起こす価値

当たり前のことだからこそ、実行する価値があります。今月から1,000円でも多く返済してみてください。その小さな一歩が、借金のない生活への大きな前進となります。

金融庁政府広報でも、計画的な返済の重要性が説かれています。返済に困った時は、一人で抱え込まず専門機関に相談することも大切です。

借金をゼロにする魔法はありません。でも、確実に減らしていく方法は誰にでも実践できます。それは、毎月の返済額を少しでも増やすこと。ただそれだけなのです。